Monday, April 11, 2005

ILDP

 留学を始めて間もないころ、少しだけNebraska州にいたことがある。アメリカ大陸の真ん中よりすこし東目?かな。基本的には白人主体の州で、アフリカンアメリカンやヒスパニック、アジアンなどはあまり目にしない地域だった。んなもんで、外国人(特に留学を始めて間もない天然パーマの日本人)のアクセントには不慣れで不慣れでそれはもう、何十回と聞きなおされることが日常茶飯事であった。なつかしいなぁ、あんなアクセントでしゃべってた頃が。。。。その時のエピソード1(ワンと読んどくれ)。
 住んでいた町は人口3000人くらいの小さな町で、メインストリートと呼ばれる通りにはBack To The Future3かな、西部開拓時代のこじんまりとした店が数件建ち並ぶ正にウェスタンワールド。そんな街(あえて街)にはファーストフードが2軒しかなかった。油ギトギト、超高コレステロールのジャンクフード、数あるファーストフード店の中でも1,2を争うジャンクさ。しかし、これが20代前半の日本男子にはこの上なく美味だったのを覚えている。
 ある日、単品でフレンチフライのMサイズを頼んだら、Dr.PepperのMサイズが出てきた。?????わからん。フレンチフライのどこをどう発音したらDr.Pepperになるのだろうか?われながら自分の発音が情けなかった。それともあからさまな嫌がらせなのか?とりあえず、何も言わず、飲んだ、上手かった、それ以来ILDPだ。(ILDP-わかる人にはわかる合言葉、多分センス、とくに食に対するセンスにいい人達の総称だと思われる。)
 自分が頼んだ物が全く違うものになって出てきたのはあとにも先にもこの時だけだったと記憶する。でも、振り返ってみるとすこし面白い。思い出し笑いを誘う話だ。

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